ルセラ・ポーセリンについて

新しいを生むために

陶磁器を生産するための方法のひとつに石膏の型を用いて、そこに水に溶いた粘土を流し込んで器の形に固めたり、または、粘土を型に押し付けて器の形状を写し取る方法があります。
石膏の型を作るためには、最初に石膏や蝋の塊を彫刻刀で削り、器の原型を作ります。
原型を削る作業は、熟練の職人による見事な手仕事のひとつですが、手作業特有の制約もあり、このことが陶磁器の自由なデザインを妨げている要因のひとつでした。

そこで私たちは、手作業で石膏の塊を削る替わりに、コンピューターグラフィックスのデジタル空間上で原型をデジタル彫刻（スカルプト）するアプローチを選びました。
こうして作った原型から、同じくデジタル空間上で生産に使う石膏型のモデリングを行い、それを用いて、石膏の塊からコンピューター制御の切削機械で石膏型を削り出します。

このアプローチによって、従来より制約の少ない自由な発想とデザインの器を、みなさまへお届けすることを目指しています。

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